山を登ってゆく谷すじにたつ住宅プロジェクト。不定形の敷地全体を大きな屋根型が覆いながら、空に開かれた中庭を持つ。 中庭は地面から70cm上がった住宅のエントランスであると同時に、寺のあつまりに登ってくる人を受けいれる小さな広場である。 大屋根が切り取られることで中庭は、反転した山のエッジをもつ、空と山と向き合う空間となる。 中庭を囲んでミーティングスペースやリビング・寝室がならび、室内もまた天井のランドスケープによって方向付けられ、山の中のようにいろいろな方向に家の中外の風景が開けてゆく。 山のなかの山のような大屋根は、そこで住む人と訪れる人それぞれのための空間を内包してまわりの緑と静けさをうつしだし、冬には屋根の輪郭は雪の中に消え、庭だけがうかびあがる。
所在地 :長野県
用途 :個人住宅
構造 :木造
延床面積:161㎡
完成年 :--
Archi Name:House in Inadani
Location:nagano
Program:private residence
Structural system:wooden structure
Total floor area:161㎡
Time of completion:--
所在地 :長野県
用途 :個人住宅
構造 :木造
延床面積:161㎡
完成年 :--
Archi Name:House in Inadani
Location:nagano
Program:private residence
Structural system:wooden structure
Total floor area:161㎡
Time of completion:--